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2006年7月 9日 (日)

公訴取消し(小杉 健治)

 刈谷努は少年院出の青年。森島製作所社長の懸命な支えを受けてまともな生活を続けていた。しかし、その森島が病院側の手術ミスにより脳死状態になってしまう。そして、金融会社を経営する久能十一郎が自宅で殺され shock 容疑者として刈谷努が捕まえた。

 しかし、事件を担当した検事の沢木正夫は、事件の真相が全て明らかにされていないと感じ…。



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 本作は、探偵が登場し真犯人を探し出すミステリーではなく検事が真相を究明して行くと云う一風変わった構成で、大ドンデン返しがあるわけでもなかったが、読んでいて引き込まれました。また、病院の医療ミスにおける被害者の無力さを痛感させる作品でもありました。

 しかし、妻を失った沢木検事の喪失感や、朝川弁護士の愛情を得られなかった息子の孤独感が描かれていますが、ちょっと力不足のところは否めませんでしたね weep



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