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2006年10月11日 (水)

嘘をもうひとつだけ(東野 圭吾)

 6年ほど前の作品で5話からなる連作短篇集。刑事の加賀恭一郎が活躍するシリーズ6作目。



 img20061011.jpg 嘘をもうひとつだけ

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 「嘘をもうひとつだけ」・「冷たい灼熱」・「第二の希望」・「狂った計算」・「友の助言」、この5つの短編はタイトルにもなっている「」がキーワードになっていて、トリックの解明よりも、真実を追求する加賀と嘘をついて真実を隠そうとする犯人との駆け引きを主に描かれている作品です。



 犯人が発した言葉や事件の物的証拠、状況証拠を見て1つずつ真実に迫って行き矛盾を突くように徐々に犯人を追い詰めて行く態や、捜査に怯えながらも嘘を守り通そうとする犯人の心理描写は詳細にわたりリアルに感じました。

 どの短篇もドンデン返しは無かったのですが、構成が上手く人間の悲しさをついたもので共感できる作品でした。



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