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2007年1月 4日 (木)

天使の眠り(岸田 るり子)

 京都の医学部大学院に勤務する秋沢宗一は、研究室助手の結婚披露宴で、偶然ある女性を見かける。

 それは13年前、札幌時代に激しく愛しあった亜木帆一二三だった。不思議なことに、もう中年であるはずの一二三は20代の若さと美貌を持った別人となっていた。

 昔の燃えるような感情が甦り、どうしても彼女のことが忘れられない秋沢は、女の周辺を探るうち、驚くべき事実を掴む。彼女を愛した男たちが、次々と謎の死を遂げていたのだ…。



 img20070104.jpg 天使の眠り

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 1作目の “密室の鎮魂歌” は鮎川哲也賞受賞作品と云うことでよく出来た作品で面白かったが、2作目の “出口のない部屋” はイマイチだった。

 今回、著者にとって3作目となるこの作品。弥が上にも期待してしまう。



 本書、舞台は京都。別れた女性と再会したが別人になっていた為、周辺を探るうち彼女に惹かれていく主人公・宗一。そして、彼女の正体を知ることに…。

 著者は京都在住だけあって、京都の町並みの描写が優れていました。何より登場人物が少なくて読みやすかったですね~happy02

 また、プロットも然ることながら、男の心情をよく捉えた描写に感情移入してしまいました。男は、ミステリアスな女性に弱いですから…ね。

 ミステリー的にも良かったですsign01どんでん返し、とまではいきませんが前半にはられた伏線の効果もありラストでは『なるほど~』と思いました。

 エンディングも、こういった終り方が好きです



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