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2007年1月 9日 (火)

手紙(東野 圭吾)

 約4年前の作品です。

 武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。

 判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。

 日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。



 img20070109.jpg 手紙

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 本書、強盗殺人犯で捕まり服役中の兄と、その弟が社会でどう生きていくかを加害者側の家族からの視点で描いたものです。『加害者の家族は差別されて当然』或いは『当人ではないのだから差別されるべきではない』という賛否両論の世の中で、人権とは?贖罪とは?そして、絆とは?を問う社会的に深く切り込んだ作品でした。



 物語の作り方は流石sign01東野と云うべきもので、読むにつれ引き込まれ、そして、感情移入させられる作品でラストも涙するものでしたが・・・しかし、残念なことに“心”に残るものが少し弱かったように思います。weep



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 ちょっと低かったかなぁ~

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