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2007年4月 1日 (日)

片眼の猿(道尾 秀介)

 俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分ってくるだろうが、「音」note に関することだ、とだけ言っておこう。

 今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報酬が破格なのだ。楽勝な仕事だったはずが…。気づけば俺は、とんでもない現場を「目撃」してしまっていた。



 img20070401.jpg  片眼の猿

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 本書、盗聴専門の探偵事務所を経営する主人公・三梨幸一郎の一人称で書かれている作品です。ある楽器会社からの依頼を受け、調査して行くうちに殺人事件が起こり巻き込まれてしまう。事件解決に向け事務所の在るアパートの住人達が織り成す数々の人間模様とサプライズ。

 ストーリーや設定はミステリーというより、ハードボイルド調にユーモアを取り入れた軽やかな作りになって、事件を解決するための謎解きがなく少し残念でした。weep しかし、ラストで明かされる秘密……騙されていましたぁ~shock、至る所に伏線が張られていたのに気が付かなかったです。というより先入観の裏をつかれたと云った方が良いのかもしれない。また、著者が伝えたかったメッセージも構築されていて、流石sign01サプライズマジシャン”と呼ばれるだけのことはあるなぁ、と思わせる作品でした。



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