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2007年8月11日 (土)

首挽村の殺人(大村 友貴美)

 第27回横溝正史ミステリ大賞受賞作。



 『ますます事件は奇怪だ。尋常ではないね』岩手県でもとりわけ雪深く、過疎に悩む鷲尻村。無医村の状態が続いていたこの村に、東京から待望の医師・滝本志門がやってきた。しかし、滝本の着任以後、村では謎の変死が立て続けに起こる。それは、殺害後の遺体を異様な形で人目に触れさせるという、前代未聞の連続猟奇殺人事件だった。 shock

 この村が「首挽村」という不吉な名前で呼ばれる理由とは? 村人すら忘れかけていた忌まわしい過去が、事件の真相を浮かび上がらせる―。



 img20070811.jpg  首挽村の殺人

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 本書、長らく無医村状態だった村に、東京から医師・杉総一朗がやって来るが、5カ月後に杉は崖から転落して命を落とす。杉の後継に同期の滝本志門が着任するが、滝本が村に来てから忌まわしい”昔話”になぞられた連続猟奇殺人事件が起こる。『首挽村』という不吉な名前の由来、村人すら忘れかけていた忌まわしい過去が、事件の真相を浮かび上がらせる。

 過疎化や少子高齢化、町村合併、自然破壊などの問題にあえぐ東北の寒村が舞台であり、陰惨な歴史をちりばめ、現代の田舎の問題点を上手く取り入れている。しかし、情景描写はイマイチsign01自然の驚異が伝わってこない。そして、人物描写も不足しているため人物の魅力が伝わってこないのが残念だ。weep また終始、場面と語り部が変わるので、出来事が連続で繋がりにくい。



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