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2007年12月16日 (日)

ダイイング・アイ(東野 圭吾)

 記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。



 img20071216.jpg  ダイイング・アイ

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 雨村慎介は病院のベッドで目を覚ました。頭を殴られて、倒れていたというのだ。慎介は、事件の前後の記憶が一部欠落していた。自分は誰に、なぜ殴られたのか?失われた記憶と、まわりの人間の不可解な行動に、慎介は不信感を募らせていくが・・・。

 近年話題となり厳罰化された道路交通法。車を運転していれば、誰しも事故を起こさないまでも“ヒヤリ”と肝を冷やした経験があるはず。一瞬の気の緩みで事故を起こしてしまい加害者となりうる。ましてや死亡事故となれば、取り返しのつかないことである。本作は、そういった交通事故で死亡した被害者の怨念が伝わってくるようなホラーテイストに仕上げられた作品。

 タイトルの“ダイイング・アイ“とは『死にゆく人の目』。読むにつれタイトルの意味が明確になってくる。そして、事件の真相が明るみになったとき寒気を感じる。先が読めないし、一度読み出したら止まらない、息もつかせない展開は流石sign01東野ワールド。

 然しながら、濃厚な官能描写は必要だったのだろうか?ない方が東野らしいと思うのだが…。



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