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2008年3月16日 (日)

流星の絆(東野 圭吾)

 惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。

 この小説は私が書いたのではない。登場人物たちが作りだしたのだ。」――東野圭吾

 息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラスト。すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰。



 img20080316.jpg  流星の絆

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 洋食店『アリアケ』の子供たち3人の兄妹は、幼い頃ペルセウス座流星群を観るため深夜に家を抜け出す。彼らが帰宅して目にしたものは、無残にも刺し殺された両親の姿だった。店の裏口から出ていく怪しい人影を目撃した泰輔は、警察に人相を告げるが、犯人特定は難航し、時は流れる。

 14年後、3人は詐欺師として生計を立てるようになっていた。彼らは最後の仕事として、レストランチェーン『とがみ亭』の御曹司に偽のダイヤモンドを売りつけようと画策するが、その過程で時効が残り1年と迫っている両親殺害事件の手掛かりを得る。彼らは詐欺ではなく、両親の仇を討つことを決意する。

 彼らは、犯人を暴くため証拠を捏造し警察を誘導する。しかし、大きな誤算が生じる。妹が容疑者の息子に心を奪われてしまう。両親の仇を討とうという気持ちと妹の気持ちを思いやる兄達。彼らの思惑は何処へ辿り着くのだろうか…?

 本書、警察の視点と詐欺をはたらく兄妹の視点、両者の立場と感情を平行して描いた警察ミステリー、その中に“絆”で繋がれた兄妹愛を盛り込んだ感動作品である。飽きることなく一気読みさせられる作りは東野ワールドそのものsign01 伏線の張り方は最高だしok ラストの感動は鳥肌ものだ。

 終盤、刑事役に扮する場面で加賀刑事を使うところは、流石にニクイなぁ~。

 

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