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2008年11月

2008年11月30日 (日)

紅葉狩り

 久し振りにカメラを持ち、紅葉狩りへと出かけた。



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 有馬温泉をぶら~っと…。



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 瑞宝寺公園へ行ってみた。



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 燃えるような赤がなく、少し残念。 weep



 年々紅葉の色合いが悪くなっていくような…。



 周辺を散策しシャッターを切った。



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2008年11月24日 (月)

聖女の救済/東野 圭吾

 男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。



 img20081124.jpg  聖女の救済

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 本書、『容疑者Xの献身』の後日談にあたる物語で、夫婦が別れ話をするシーンから始まる。扱われているのは中毒死事件である。夫・義孝が自宅で毒物を口にして死亡した。捜査に当たる刑事の内海薫は妻の綾音がとった行動に違和を覚え、犯人であると直感する。だが綾音には完璧なアリバイがあった。考えた末、は帝都大学を訪れ、湯川の力を借りて毒物の混入方法を解き明し事件を解決しようとする。初めは捜査協力に消極的だった湯川だが、の熱心な態度にほだされて現場へと乗り出してくる……。

 前作に比べ、驚きや感動は乏しいが、weep 驚異的ともいえる犯人の執念を痛切に感じさせる描写は流石である。また、シンプルかつ盲点を突くトリックが面白い作品でもある。happy02



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2008年11月16日 (日)

ガリレオの苦悩/東野 圭吾

 「悪魔の手」と名乗る者から警察と天才科学者・湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯しているという彼に、湯川が立ち向かい…。喜んで謎を解いているわけではない湯川の“苦悩”が描かれる短篇集。



 img20081116.jpg  ガリレオの苦悩

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 “ガリレオ”こと湯川学は、帝都大学理工学部物理学科准教授というのが本来の肩書きで、彼の頭脳に目をつけたのが大学の同期である警視庁捜査一課に所属する草薙俊平だ。

 草薙はなぜか人体自然発火や霊視といったオカルト現象が絡んだ事件を担当させられる傾向があり、そのたびに湯川は解決のための助言を求められるのである。天才が人智の及ばない謎を解き明かした活躍の模様は、二つの事件簿『探偵ガリレオ』『予知夢』にまとめられている。

 今回は、『探偵ガリレオ』『予知夢』と同じ短篇集で『落下る(おちる)』、『操縦る(あやつる)』、『密室る(とじる)』、『指標す(しめす)』、『攪乱す(みだす)』という五つの話が収録されている。必ずしも積極的に警察に協力し、喜んで謎を解いているわけではない湯川の“苦悩”が描かれ、彼の人間性が窺える。また、湯川自身が深く事件に関与した作品が多いというのも特色であるし、犯人の心理を上手く取り入れた作品でもある。

 なお、『落下る(おちる)』、『操縦る(あやつる)』は、先日「エピソード・ゼロ」として放送されたドラマの原作である。



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2008年11月 9日 (日)

本格ミステリ館焼失/早見 江堂

 森の中の閉ざされた館が崩れ落ち、そして誰もいなくなった!?愛する叔父の死の真相を探る奈々緒、その驚愕の結末とは?本格ミステリーへの愛と蘊蓄に充ちた傑作が誕生―これぞ、21世紀の「ザ・火沼(?)マーダー」だ。



 img20081109.jpg  本格ミステリ館焼失

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 ミステリー作家の巨匠が死んで一年、その一周忌のため、彼にゆかりのある人々が人里離れた館に集まる。その館は、彼の作品に出てくる部屋をモチーフにした数々の部屋だった。そして、その夜一人また一人と招待客が消えていく。shock

 これだけを聞くとアガサクリスティーの“誰もいなくなった”を思い浮かべるが、本書は、似ても似つかぬものであった。冒頭は、オカルトムードから始まり、招待客中の一人の視点から物語が進んでいく。作中の大部分を占める館での内容は、単調なままに終わり、人物描写に於いても中途半端な感じが否めない。また、ラストで明らかにされる犯行の動機は、説得力に欠けるものだった。weep

 著者(早見江堂)は、矢口敦子の別名義のようだ。



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2008年11月 2日 (日)

青の懺悔/堂場 瞬一

 刑事は辞めても刑事なのか――。人生の挫折はいくらでも取り戻せる。だが、それができるのは過ちに対し、責任を取る姿勢がある人間だけだ。

 神奈川県警を辞め、横浜で私立探偵の看板を掲げた真崎薫は、ネコ探しを依頼されるなど、慣れない探偵業に無聊をかこつ日々を送っていた。そんな真崎薫のもとに、高校時代の仲間、長坂が現れる。その再会は、事件の始まりに過ぎなかった――。



 img20081102.jpg  青の懺悔

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 ある日、高校野球部のかつての友人、長坂が訪ねて来る。スポーツ選手の代理人をやっているとのことだが、なかなか上手くいかないようで、真崎と 同様、燻る日々らしい。それから数日後、長坂が結城を伴って真崎の元を再訪する。結城も高校時代の仲間であり、プロ入りした野球選手 で、FA権を取得後、メジャーへ挑戦したが思うような成績は残せず、2年で日本に戻り、元のチームでプレーすることになっていた。憔悴した 様子の結城は、息子・翔也が誘拐されたと真崎に打ち明けるのだった。

 本書は、誘拐事件に元警察官の探偵が挑んでいくというストーリーで、ミステリーものではなく、どちらかといえばエンタメ系の作品で中盤あたりに犯人が解ってしまうというのはいただけない。今までにも著者の作品には野球関連が多いが、今回の主人公の真崎は、ディテールにこだわりを持つという刑事・鳴沢了とを混ぜ合わせたような感じになっている。前回読んだ“長き雨の烙印”を彷彿させるような、読み進めるに連れて謎が深まるような作品でなかったのが残念である。weep



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