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2008年11月24日 (月)

聖女の救済/東野 圭吾

 男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。



 img20081124.jpg  聖女の救済

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 本書、『容疑者Xの献身』の後日談にあたる物語で、夫婦が別れ話をするシーンから始まる。扱われているのは中毒死事件である。夫・義孝が自宅で毒物を口にして死亡した。捜査に当たる刑事の内海薫は妻の綾音がとった行動に違和を覚え、犯人であると直感する。だが綾音には完璧なアリバイがあった。考えた末、は帝都大学を訪れ、湯川の力を借りて毒物の混入方法を解き明し事件を解決しようとする。初めは捜査協力に消極的だった湯川だが、の熱心な態度にほだされて現場へと乗り出してくる……。

 前作に比べ、驚きや感動は乏しいが、weep 驚異的ともいえる犯人の執念を痛切に感じさせる描写は流石である。また、シンプルかつ盲点を突くトリックが面白い作品でもある。happy02



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