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2009年8月20日 (木)

悪党/薬丸 岳

 自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。決して繁盛しているとはいえない事務所に、ある老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。自分たちの息子を殺し、少年院を出て社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、その男を赦すべきか、赦すべきでないのか、その判断材料を見つけて欲しいというのだ。この仕事に後ろ向きだった佐伯は、所長の命令で渋々調査を開始する。実は、佐伯自身も、かつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった…。



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 著者は、文芸誌「野性時代」で佐伯を主人公にした短編を7作発表していた。単行本化にあたり、全作品を大幅改稿し、一本の長編小説としてまとめ直したのが、この『悪党』という作品。

 犯罪者は何をもって罪を償ったといえるのか? 犯罪被害者遺族は何をもって罪を赦すべきなのか?犯罪者と犯罪被害者遺族の心の葛藤(かっとう)を克明に描いた、衝撃と感動の傑作社会派ミステリー。



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