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2010年1月

2010年1月31日 (日)

頂きもの その3

 準大手ゼネコンの某所長から頂いた写真、第3弾として大阪中之島にある中央公会堂。

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2010年1月27日 (水)

カッコウの卵は誰のもの/東野 圭吾

 アルペンスキーの元日本代表・緋田宏昌には、同じく日本代表入りを嘱望されているスキーヤ—の娘・風美がいる。しかし、二人の関係について、緋田には、風美にも言えない秘密があった。緋田の妻・智代は風美が2歳になる前に、自殺した。育児ノイローゼだと思われていたが、遺品を整理していた緋田は、実は妻が流産していたことを知る。だったら、風美はどうやって…。
 真相を知ることに躊躇いをおぼえている緋田に、緋田自身と風美の遺伝子について、スポーツ医学的な研究をしたいという相談がまいこむ。さらには、風美の競技会出場を妨害する脅迫状が届く。
 才能と幸福。父であること。父を継ぐということ。複雑にもつれた殺意…。

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 本書、あるスキーヤーの親娘を中心に3人称で語られる。アルペンスキーのプレイヤーとして何度もオリンピックに出場した経験のある父と、高校生の大会で三連覇を達成したのち、父同様にアルペンスキー選手となった娘。順風満帆に見えるこの親子に揺さぶりがかけられるような事件が起こる。
 この事件をきっかけに父・宏昌は、娘・風美の実母を探し始めるのだが、予想もつかない展開をみせる。また、事件の方も意外な結末が待ち構えていて、一気に読みたくなる感動作品である。著者が伝えたかったタイトル『カッコウの卵は誰のもの』の真意は…。

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2010年1月23日 (土)

頂きもの その2

 準大手ゼネコンの某所長から頂いた写真、第2弾として大阪中之島のガーデンブリッジ。

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2010年1月20日 (水)

頂きもの その1

 取引のある準大手ゼネコンの某所長から、mailto でよく写真を頂く。綺麗に撮ってらっしゃるので、折角だからブログにのっけちゃえということで・・・。

 この写真は神戸港の夜明け。

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2010年1月17日 (日)

水魑(みづち)の如き沈むもの/三津田 信三

 奈良の山中の村で、珍しい雨乞いの儀が行なわれるという、村に豊かな水をもたらす湖には水魑という神様がいるとも―。その儀式の最中、刀城言耶の眼前で事件は起こる。さらに儀式の関係者が次々に不可解な状況で殺されていく。二転三転のすえに示された真犯人とは…。
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 三人称で描かれた本書、序盤から中盤に懸けては雨乞いの儀式の説明や、儀式に関わる人たちの人間関係が語られ、事件が起きるのは中盤になってからである。これにはやや気怠さを感じさせられる。だが、事件が発生してからは読者にページをめくらせる面白さがある。
 衆人環視のもと密室状況下殺人という不可能犯罪の真相はシンプルかつ明快。なぜ、わざわざ儀式の際に殺すのかという問いにも、必然性のある答えが用意されている。伏線の回収は相変わらず見事なできである。
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2010年1月13日 (水)

鬼蟻村マジック/二階堂 黎人

 宴席の最中だった。突然部屋の中に入ってきたのは「鬼」―祭で使う鬼の面をつけ蓑をまとった「鬼」だった。鬼はいきなり客に斬りかかり、部屋を飛び出していった。そして別の部屋に入りこんだところで、幻のように消え去ったのだった。それから七十年、「鬼」はふたたび現れ、人々を惨禍に巻き込んでいく。畳みかける不可能犯罪に水乃サトルが挑む。

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 本書、“鬼”が突然現れて軍人を斬って消えてしまうという戦前に起きた不可思議と、酒造を営む地方の旧家で起きた凄惨な連続殺人事件を、変人美形探偵水乃サトルが解き明かすもの。
 旧家に古くから伝えられてきた風習や秘められた怨念を暴くという内容は、横溝正史を彷彿させるものがあり、鬼の姿をした男が密室から消失するという不可能犯罪には目を惹くものがある。また、トリックにも感心させられた。

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2009年8月24日 読破

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目線/天野 節子

 閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。その死は、自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が出る。謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。

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 描写は極めて細かい点にまで注意が行き届いて、一つ一つの会話を丁寧に読み進めていかないと事件の真相に辿り着けない。ストーリー的にはよくある内容で、これといって奇抜なものではなかったが、トリックは唸らせるものがあった。

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2009年7月5日 読破

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僕と『彼女』の首なし死体/白石 かおる

 おそるべき横溝チルドレンの登場!!冬の朝、渋谷ハチ公前。僕は生首を置きにゆく。『彼女』の願いを叶えるために――。

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 僕こと白石かおるは商社勤めのサラリーマンだ。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街角に置き、ある「知らせ」を待っている。だが僕の望む進展がないまま、自宅に何者かが忍び入り、保管してある遺体から右手の指を切り取っていったのだ。後に切り取られた指は池袋の公園で発見される。不気味な模倣犯の目的は一体なんなのか。そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させてゆく。
 本書、第29回横溝正史ミステリ大賞選考会にて、北村薫氏の強力プッシュにより優秀賞を受賞。主人公のキャラクターそのものがまさに「ミステリ」である。あらゆる意味で異色のこの作品は、横溝賞の系譜に新風を吹き込み、ライトノベル的要素を計算したうえで新しい構成要素として提示してる。

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2009年7月5日 読破

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球体の蛇/道尾 秀介

 1992年秋。17歳だった私・友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。主人の乙太郎さんと娘のナオ。奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。そして、彼女が死んだ本当の理由も、誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。
 乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、私は死んだサヨによく似た女性に出会う。彼女に強く惹かれた私は、夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになる。しかしある晩、思わぬ事態が私を待ち受けていた……。
 青春のきらめきと痛みとを静かにうたい上げる、道尾秀介の新境地。あの頃、幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった……。狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。矛盾と葛藤を抱えて生きる人間の悔恨と痛みを描く、人生の真実の物語。

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 本書、これから葬儀に向かう主人公が葬祭場に行き着くまでの間に過去の出来事を振り返るメモワール作品である。現在30代前半と思われる主人公の一人称「私」が思い出を語る行く展開となっている。
 17歳の友彦は、居候する橋塚家の死んだ娘、サヨに似た女性・智子に出会った。狂おしく恋焦がれるあまり、彼女の情事の盗み聞きにおぼれてしまう……過去の事件やゆがんだ家族を巡り、友彦の魂がさまよう物語の中核は「ウソ」。ウソをのみ込み生きる人生の不可解さは、透明な球体に雪景色のジオラマを封じ込めたおもちゃ、スノードームに象徴される。
 向日葵(ひまわり)の咲かない夏』始め大胆な仕掛けを配した作品で評価されてきた著者であるが、今回はそれを避けたものとなっている。ミステリーとして読むとコケる作品である。

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あれから/矢口 敦子

 高校1年の千幸と中学3年の夕美姉妹は、ある朝、父が電車内で痴漢をし、咎めた男性を線路に転落死させたと知らされる。二人は偶然出会った大学生たちの力を借り、父の汚名を晴らそうとするが…。10年後、看護師として一人働く千幸の前に、忌まわしい過去を彷彿させる女性が現れる。そして、哀しくも驚くべき真実が明らかになる。

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 主人公・千幸の父親が痴漢をはたらいたとして逮捕されるが、取り調べの隙をついて飛び降り自殺を図る。父親は本当に痴漢をはたらいたのか?青年を突き落としたのか?千幸と妹は偶然知り合った大学生の協力を得て、共に真相を突き止めようとするが、真実はうやむやのまま、やがて妹は自殺、母親は病死。
 家族崩壊という悲惨な状態に追い込まれながら、生い立ちをひた隠しに生きてきた主人公だが、内容的には重くなく、読みやすい作品ではあったが単調なストーリー展開や、ラストにもうひと捻り欲しい感は否めない。なんとなく物足りなさが残る作品であった。

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2009年6月19日 読破

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死者の裏切り/桂 修司

 日本の法律では、失踪してから七年間が経てば、遺体が発見されなくても死者とみなすことができる―。偶発的に夫を殺してしまった祐子。彼女は遺産を相続するために、愛人・黒沢とともに自宅の地下室に遺体を隠し、蒸発を装う。しかし、義母が雇った探偵が真実に迫ろうとする。祐子たちは探偵の目を欺くため、警察が公開している身元不明者のリストに目をつけて…。祐子は家族や探偵、警察を騙し通し、遺産を手に入れることができるのか。

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 誤って夫を殺してしまった妻と、その愛人。犯行を隠蔽するも名探偵が現れ、事件は解決するというストーリーは、ありふれたものである。このような作品は、良くも悪くも名探偵のキャラで決まるだろう。本書は、探偵役の権藤のキャラが立っていなく、代わりに愛人・黒沢の存在が目を引いてしまうのが残念である。
 また、序盤での引き込みは良いのだが、中盤から終盤に掛けて失速気味になり伏線が張られていない分、ラストの感動が物足りない。だが、読みやすくスラスラとページを捲らすのは作者の力だろうか? ミステリーというより、サスペンスとして読む方がハマる作品である。

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湯原温泉

 師走に入り忘年会が続いているなか19、20日と部署の忘年会で湯原温泉へ行ってきた。今季一番の寒波に見舞われての山間部行きで、雪の心配をしていたが路面には雪がなく、19日は取り越し苦労で終わった。
 旅館に着き早速、温泉に浸かり、上がってからビールをゴクゴクと…ぱぁ~。beer上手い。その後、待ちに待った宴会 beer で焼酎のお湯割りをゴクゴクと… bottle をチビリチビリと頂いた。腰を据えて飲めるとあって心置きなく飲むことができた。料理の方も“作州牛ステーキ会席” + 平目をベースに青物と貝類の“舟盛り”とあって、食べきれないほど豪華で満足のいく一夜だった。

 

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 日が明けた20日は、朝から雪が降っていた。観光もせずに旅館でお土産を買い、一向に止みそうにない雪の中、帰路に着いた。

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サングラス

 サングラスを買った。
 今まで買ったサングラスは数知れず、しかし現存するのは5本だけ。その中でも偏向グラスは3本持っている。今回購入を決めたのは、前から「TALEX」が気になっていたのと、お~くば君からの薦めもあったからである。
 レンズカラーは、取り敢えずオールマイティに使えるカラーと思い、トゥルービュースポーツを選択。コーティングにはハードマルチコートをして貰った。次回買うときは、フィッシング用にアクションコパーを選ぶことにしよう。
 フレームは、OAKLEY NANOWIREを選択した。チタンフレームで驚く程に軽く、フィット感も良い。

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 金額は締めて、¥45,150也。高っsign01
 サングラスでこの値段とは驚きである。どうやらフレームが高かったみたいだ。でも、このコラボなかなか良いぞ・・・。happy01

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Anti-Virus for Mac

Mac を32bitカーネル起動に戻し、Kasperskyの「Anti-Virus for Mac」をインスすることにした。そして、インスとしてから1週間が経った。

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Win と同様、スキャンも早く軽い。アクティビティモニタで確認したところ、アイドル状態でCPUの使用率は1%未満だった。ネットサーフィン時でも2%未満だ。常駐しているにも拘らず体感的にストレスを感じさせないのは実に良い。happy02

しかし、不満が2点ある。”Snow Leopard”だとコンテキストメニューに[スキャン]のメニューが追加されない。メインウインドウから[スキャンタスク]に入り、そこからでないとスキャンできないらしい。これだと特定のファイルやフォルダを指定して素早くスキャンできないではないか。あと、64bitカーネル起動に対応していないことだ。この問題点を次回のアップデートで対処していることを期待しよう。

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完全恋愛/牧 薩次

 昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2,300キロの時空を飛んで少女の胸を貫 く。昭和62年…「彼」は同時に二ヶ所に出現した。平成19年…そして、最後に名探偵が登場する。推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて 別名義で書き下ろした究極の恋愛小説+本格ミステリ1,000枚。

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 舞台は第二次大戦の末期、昭和20年。主人公の本庄 究(のちに日本を代表する洋画界の巨匠・柳楽糺となる)は、幼い頃に空襲で両親と妹を亡くし東京から福島県の温泉村へと疎開してきた。彼はそこで画家の娘・小仏 朋音と出逢い、恋心を抱き一生を賭けて彼女をひっそりと愛し続けていく。終戦後、朋音をかばって犯罪の隠蔽(いんぺい)をした究は、富豪のもとへ嫁いだ朋音とその娘を陰から慕い続ける。このようなストーリーだと地味な恋愛小説に見えるが、本書はトリッキーな本格ミステリーである。
 やがて朋音は亡くなり、その娘も不可解な密室事件で命を落とす。画壇の巨匠へと上りつめた究は、愛する者を奪われた哀しみから復讐の完全犯罪へと向かってゆく。全ての謎を結ぶのは究が生涯愛し続けた「小仏 朋音」という女性だった。
 本書は、密やかな"完全恋愛"を綴った恋愛小説にして、戦後史を概観する年代記で大胆な趣向を凝らした本格ミステリーに成り得ている。濃厚な人間ドラマと謎解きが併置されるだけではなく、互いに強く関連し合い全ての要素がハイレベルである。流石、破天荒なアイデアと技巧を併せ持つ異才とよばれる辻 真先だけのことはある。

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2009年6月10日 読破

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