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2010年1月27日 (水)

カッコウの卵は誰のもの/東野 圭吾

 アルペンスキーの元日本代表・緋田宏昌には、同じく日本代表入りを嘱望されているスキーヤ—の娘・風美がいる。しかし、二人の関係について、緋田には、風美にも言えない秘密があった。緋田の妻・智代は風美が2歳になる前に、自殺した。育児ノイローゼだと思われていたが、遺品を整理していた緋田は、実は妻が流産していたことを知る。だったら、風美はどうやって…。
 真相を知ることに躊躇いをおぼえている緋田に、緋田自身と風美の遺伝子について、スポーツ医学的な研究をしたいという相談がまいこむ。さらには、風美の競技会出場を妨害する脅迫状が届く。
 才能と幸福。父であること。父を継ぐということ。複雑にもつれた殺意…。

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 本書、あるスキーヤーの親娘を中心に3人称で語られる。アルペンスキーのプレイヤーとして何度もオリンピックに出場した経験のある父と、高校生の大会で三連覇を達成したのち、父同様にアルペンスキー選手となった娘。順風満帆に見えるこの親子に揺さぶりがかけられるような事件が起こる。
 この事件をきっかけに父・宏昌は、娘・風美の実母を探し始めるのだが、予想もつかない展開をみせる。また、事件の方も意外な結末が待ち構えていて、一気に読みたくなる感動作品である。著者が伝えたかったタイトル『カッコウの卵は誰のもの』の真意は…。

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