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2011年3月

2011年3月21日 (月)

あの頃の誰か/東野 圭吾

 メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。

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 前作「白銀ジャック」に続き、またもや新刊でいきなりの文庫。
 本書のあとがきによると、訳アリ作品ばかりを集めた作品とある。読み終わってから思うに今の東野圭吾とは違った文体で、ある意味楽しむことができる一冊である。

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2011年3月20日 (日)

私が彼を殺した/東野 圭吾

 5件目。最大の挑戦状。

 婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。
 事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

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 脚本家であり、作家でもある穂高誠が、新進の女流詩人、神林美和子との結婚式当日に毒殺された。容疑者は、穂高のマネージャーを務める駿河直之、敏腕編集者の雪笹香織、そして、美和子の兄、貴弘の3人。
 物語は、容疑者3人の一人称一視点で構成されるが、内の2人は事件後に「自分が彼を殺した」と述懐している。余す1人も、被害者への憎悪や殺意を隠そうとはしていない。だが、実際に手を下したのは1人。
 誰が彼を殺したのか?本文中には犯人を明かす記述がない。
 先に刊行された『どちらかが彼女を殺した』よりも難度が高いとされている。

 

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