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2011年4月11日 (月)

麒麟の翼/東野 圭吾

 ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。誰も信じなくても、自分だけは信じよう。加賀シリーズ最高傑作。
 寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。

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 本作『麒麟の翼』は、前作『新参者』に継ぐ日本橋界隈が舞台。
 この事件、捜査の過程で次第に明らかになる被害者と容疑者の関係。動機は充分で事件はこのまま決着するかに見えた。しかし、双方の犯行前後の状況・状態など謎めいた部分が多く真相の確証を得られるのが困難な状況になってくるが、加賀恭一郎は地を這うような入念な聞き込みで、事件の背後に隠された意外な真実を解きほぐしてゆく。表題の麒麟が最後には謎解きに繋がっていく極上のミステリー。
 今回、加賀とコンビを組むのは、『赤い指』に登場した警視庁捜査一課の松宮脩平。従兄弟同士の関係にあたるこの二人の捜査が『麒麟の翼』の中心になる。

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