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2011年7月

2011年7月22日 (金)

放課後/東野 圭吾

 校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将―犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が…。乱歩賞受賞の青春推理。

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  東野圭吾のデビュー作で江戸川乱歩賞受賞作である本作、終始クールな雰囲気に包まれている。前島を始めとする教師たちも、容疑者として挙げられる生徒たちも、あまりにもさばさばとしている。それだけに、真犯人の殺人動機に対する驚きは大きい。純真な女子高生ならではの動機とも言える。今の女子高生では到底ありえないが…!
 さらに、読者に追い討ちをかけるエンディング。殺人トリックよりも、やられた感があった。

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2011年7月19日 (火)

七人の鬼ごっこ/三津田 信三

 秘密の場所が結びつけた子供たち。彼らは成長し、それぞれの生活に追われていた。そんな中、懐かしい人物からの電話が、彼らが封印したはずの記憶を蘇えらせた。ひとり、またひとりいなくなる…。電話のベルは死の鬼ごっこの始まりの合図なのか?メンバーの一人であるホラーミステリ作家が、この不可解な事件に巻き込まれていく―。

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 「いのちの電話」にかかってきた一本の電話から、次々と何者かに殺される幼馴染たち。その中で、故郷の名家と、そこにまつわる暗い噂。かつて、その周囲で相次いだ事件…。諸々の要素を入れていくことで、常に飽きさせずに読ませていく工夫と伏線は流石である。

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